鍛冶屋さん手仕事の鍬（クワ）と燭台

愛媛県内子町は松山市から南西に約40㎞離れた小さな町です。
白壁の街並みや和紙、和ろうそく、木工品など伝統の手職人の工芸品店もあります。
先日、内子町の道の駅「からり」で、いい造りの手鍬（クワ）を購入しました。
内子町内の1軒だけ残っている鍛冶屋さんの手作りだというので場所（JR内子駅近く）を教えてもらい、訪問して見学と少しお店の方と話をさせて頂きました。
鍛冶屋さんは「自在鋼房」というお店で、和ろうそくを立てる燭台などを製作しています。WEB上で他の方からも紹介されています。
自在鋼房の１Fが作業場、２Fはギャラリーで様々な燭台やオブジェなどが展示されていました。農具の展示はありませんでしたが、児玉さん親子2人体制で仕事をされていて、農具のほうは主にお父さんが作っているそうです。
なんと松山市の雑貨屋さんにも燭台を卸しているとのことで、以前から自分が持っている燭台だと認識しました。（燭台と内子町産の和ろうそくを持っていましたが、停電など非常時に使おうと思って、まだ未使用保管中）ギャラリーにも自分の持っている燭台と同タイプがありましたよ。

鍛冶屋「自在鋼房」の燭台

曲線と鉄の質感が美しいです。

大森和蝋燭屋の和ろうそく　2本入っています。

さて手鍬のほうですが、鍬の刃の捻りなど燭台と通じる趣があります。刃の部分の粗野な感じと樫の木の柄、手仕事感などホームセンターで売られている鍬とは存在感が違います。値段は税込み1,000円でした。

鍛冶屋「自在鋼房」の手鍬

手仕事感ある造りです。

この鍬の用途は雑草の除草などですのでさっそく使っていきます。